パソコンで扱うデータ


■情報の伝達と信号
 人間同士で情報の伝達をする場合、人間は送る側も受け取る側も、高度な知能を持っているので、 情報が多少あいまいでも、過去の経験や知識でカバーができますが、コンピュータのような機械同士では、それができません。
そこで、機械同士の場合は、お互いに約束した電気信号を使って情報の伝達を行います。この信号には、 アナログ信号デジタル信号があります。
アナログ信号
デジタル信号


 アナログ信号は、波形のように切れ目なく連続的に変化するデータです。 たとえば、電話のように人の声の高低強弱そのままを連続的に電気信号に変換して相手に伝えるものです。 微細な信号変化をも表現することができます。
 デジタル信号は、その語源であるDigit(指)、つまり、指でひとつひとつ数えるような表し方で、 0.3とか0.8というような中間的な考え方ができない1と0のみの不連続な信号です。たとえばデジタル時計は、 切れ目なく変化している時間を、1分や1秒のとびとびの時刻で表します。
 これらの信号のうち、コンピュータで扱う信号は、デジタル信号です。 デジタル信号は、1と0の2つの値(状態)で表され、これを色々組み合わせて情報を表現(文字や数値などを表す)しています。
この1または0を情報の最小単位として扱い、ビットという単位で表します。

■なぜコンピュータは2進法か?
@使用する素子が10進法より少なくてすむ
 数を表現する場合、10進数で1桁の数0〜9を表すには10個の素子を必要とします。 ところが、2進法では4つの素子で0〜15(2の4乗=16)までが表現できます。


Aデジタル信号であるため、雑音に強く、高い信頼性が得られる
 デジタル信号は、1か0かを表し、中間の値は存在しません。つまり、電圧が加わっているのか否かという状態の信号で、 雑音などの影響を受けにくい性質の信号です。仮に雑音の影響を受けても信号の判断がしやすいため、高い信頼性があります。


■パソコンで扱うデータ形式
 パソコンではデジタルデータを扱いますが、文書データや表形式のデータ、画像のデータなど、 どのようなデータを扱うかによって、ファイルの保存する際の形式は異なります。この保存形式のことをデータ形式 あるいはファイル形式といいます。
 ただし同じ文書データでも、各アプリケーションソフトによって独自のデータ形式で データを保存することが多く、そのままでは他のアプリケーションソフトで利用できない場合があります。 他のアプリケーションソフトでも利用できるようにするためには、特定のアプリケーションやOSに依存しない、 共通のデータ形式で保存します。


●共通のデータ形式
文書データ
テキスト形式
文字データのみで作成された文書ファイル
HTML
Webページの構造を定義するための言語。
ブラウザがあればOSなどに関係なく閲覧できる
PDF形式
アドビシステムズ社が開発した文書形式。
読み取るためのソフトウェアがさまざまなOSに対応しているため、機種やOSなどに関係なく同じイメージを再現できる
表形式データ
タブ区切り形式
テキスト形式の一種
1行分のデータを列ごとにタブで区切る形式
CSV形式
テキスト形式の一種。
1行分のデータを、列ごとに半角カンマで区切る形式。
SYLK形式
マイクロソフト社の表計算ソフト"マルチプラン"のデータ形式
多くの表計算ソフトで読み取ることができる。
画像データ
BMP形式
ドット(点)の集合によって画像を表す
データの容量が大きいのが欠点である。
GIF形式
カラー(256色)の静止画のデータ量を圧縮して記録する方式
インターネット上でよく使われる。
JPEG形式
カラー(約1,677万色)の静止画のデータ量を圧縮して記録する方式
インターネット上(写真など)やデジタルカメラでよく使われる
TIFF形式
モノクロからカラー画像までさまざまな解像度をサポートしているため、DTPで利用されている
EPS形式
PostScriptの命令で記述されたファイル
計算式による数値データで画像を構成している


<最終更新日2001/08/09>

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